そもそも外壁塗装の「ウレタン」って何?
ウレタンとは、塗膜(塗った後に固まって外壁を守る膜)が柔らかめで密着しやすいタイプの塗料です。外壁を雨・紫外線・汚れから守る“コーティング”だと思えばOKです。
ウレタン塗料の強み(選ばれる理由)
1)価格が比較的お手頃
高価な塗料(シリコンやフッ素等)より、材料費が抑えやすい傾向があります。
「予算は限られているけど、ちゃんと外壁を守りたい」という人には現実的です。
2)密着しやすく、細かい部分に強い
柔軟性があり、複雑な形状にもなじみやすいので、雨樋まわり・付帯部などの塗装で使われることも多いです。仕上がりがきれいに出やすいのもポイントです。
3)扱いやすい
施工のコントロールがしやすく、職人さん側から見ると“塗りやすい塗料”の一つ。だからこそ、昔から定番として広く使われてきました。
ウレタン塗料の弱点(ここを知らないと後悔)
1)耐久性は「中くらい」
最大の注意点はここです。ウレタンは、より上位グレードの塗料と比べると、紫外線で劣化しやすい傾向があります。
結果として「塗り替え周期が短くなりやすい」=長い目で見ると費用が増えることがあります。
2)汚れに強いとは言い切れない
立地(幹線道路沿い・工場地帯・湿気が多いなど)によっては汚れが目立ちやすく、見た目の満足度が下がるケースもあります。
じゃあ、どんな人がウレタン向き?
- とにかく初期費用を抑えたい
- 数年以内に引っ越しや売却の予定があり、“今きれいにしたい”が優先
- 外壁全体ではなく、雨樋や破風など付帯部中心で考えている
- 「最高級じゃなくていい。堅実に守れればOK」という考え方
逆に、ウレタンを避けた方がいい人
- 次の塗り替えまで、できるだけ長く持たせたい
- 日当たりが強い家で、紫外線の影響を受けやすい
- 「せっかく塗るなら、10年以上安心したい」と思う
失敗しない判断基準は“総額”ではなく“1年あたり”
外壁塗装は、安い塗料を選ぶほど短い周期で塗り替えが必要になりがちです。だから大事なのは、見積もりの総額だけでなく、「何年持つ前提か」を聞くこと。
同じ金額でも、持ちが違えば“コスパ”は真逆になります。
外壁塗装のウレタンは、決してダメな選択ではありません。「自分の目的(予算・住む期間・重視する点)」に合えば、とても合理的です。大切なのは、“安いから”だけで決めず、塗り替え周期まで含めて納得して選ぶことです。
