40坪は「家の延床面積(床の広さ)」の目安です。屋根は、2階建てか平屋か、屋根の形(切妻・寄棟・片流れなど)、勾配(傾き)で面積が変わります。
それでも実務上は、40坪の住宅だと屋根面積はおおむね70〜110㎡くらいに収まることが多いです(あくまで目安)。
屋根塗装の費用は「単価×面積+固定費」で決まる
見積もりはざっくり次の構造です。
- 塗装工事(下塗り+中塗り+上塗り)
- 下地処理(高圧洗浄、サビ落とし、ひび補修など)
- 付帯作業(養生、縁切り、タスペーサー等)
- 足場(必要な場合)
ここで重要なのが、足場が“ほぼ固定費”に近いこと。塗る面積が少し増えても、足場代が同じなら総額は大きくは変わりません。だから「坪数の割に高い/安い」が起こります。
40坪の相場感(ざっくり早見)
屋根面積を90㎡くらいと仮定した場合のイメージです。
- ウレタン:40万〜60万円
- シリコン:50万〜75万円
- フッ素:65万〜95万円
- 無機系:75万〜110万円
※屋根の傷みが強い、勾配がきつい、特殊屋根材などの場合は上振れします。
※「屋根だけ塗る」のか、「外壁と一緒に塗る」のかでも足場の扱いが変わります。
価格差が出る“本当の理由”はここ
同じ40坪でも、費用が変わる主な理由は次のとおりです。
- 屋根の劣化具合:コケだらけ、塗膜が剥げて粉を吹いている、サビが深い → 下地処理が増える
- 屋根材の種類:スレート、金属、セメント瓦などで工程が違う
- 屋根の形が複雑:谷が多い・段差が多い → 手間が増える
- 勾配が急:安全対策が増え、作業効率も落ちる
- 塗料のグレード:長持ちする塗料ほど材料費が高い(ただし“長期的に得”な場合もある)
見積もりで絶対にチェックすべき3点
「安さ」よりも、ここを見た方が失敗しません。
- ㎡数が書かれているか
「屋根塗装一式」は危険。面積が書けない業者は、根拠が曖昧です。 - 工程が3回塗りになっているか
下塗りが省かれると、数年で剥がれやすくなります。 - 下地処理の内容が具体的か
高圧洗浄だけなのか、ひび補修・サビ止め・縁切りなどまで含むのかで耐久性が変わります。
結論:40坪の屋根塗装は「40万〜80万」が中心、決め手は中身
「40坪だからこの金額」と一発で決まるものではありません。正しい見方は、面積と工程が妥当で、下地処理がきちんとしているかです。
見積もりを比べるときは、合計金額だけでなく、㎡数・塗料名・工程・下地処理が揃っているかを見てください。そこが揃っていれば、価格の差にも納得でき、後悔しない選び方ができます。
