外壁塗装と一口に言っても、「何で塗るか(塗料の種類)」と「どんな仕上がりにするか(機能・見た目)」で選び方が変わります。ここを間違えると、同じ面積でも寿命も費用も満足度も大きくズレます。高校生でも判断できるように、外壁塗装の代表的な“種類”を整理します。
1) 外壁塗装の種類①:塗料(何で塗るか)
外壁塗装の“種類”で一番大事なのは塗料です。基本は「安いほど短命、耐久が高いほど高め」です。
■ アクリル(最安クラス)
- 特徴:安いが劣化が早い
- 向いている:とにかく初期費用を抑えたい、短期間だけ持てばOKな場合
- 注意:塗り替え回数が増えやすく、長期だと損になりがち
■ ウレタン(バランス型だが今は主役ではない)
- 特徴:柔らかく密着しやすい
- 向いている:細かい部材(雨樋・破風など)に使われることが多い
- 注意:外壁全面の主役としては、次のシリコンに押され気味
■ シリコン(今いちばん“普通”)
- 特徴:価格と耐久のバランスが良い
- 向いている:迷ったらまず候補。多くの家庭で満足しやすい
- 注意:同じ「シリコン」でも製品差が大きい。名前だけで決めない
■ フッ素(高耐久・高価格)
- 特徴:耐久性が高く、塗り替え回数を減らしやすい
- 向いている:長く住む予定で、手間を減らしたい人
- 注意:初期費用は上がる。下地が傷んでいると性能を活かしにくい
■ 無機(最上位クラスの一つ)
- 特徴:かなり高耐久、劣化しにくい設計が多い
- 向いている:とにかく長持ち重視、将来の塗り替え回数を減らしたい
- 注意:高い。施工品質が悪いと台無しなので業者選びが超重要
■ ラジカル制御型(近年よく見る実力派)
- 特徴:「劣化の原因(ラジカル)」を抑える考え方の塗料
- 向いている:シリコン価格帯で、少しでも長持ちを狙いたい
- 注意:「ラジカル=最強」ではない。外壁材や環境に合うかが大事
2) 外壁塗装の種類②:機能(どんな性能を付けるか)
塗料は“グレード”だけでなく、“機能”でも選べます。
- 遮熱塗料:夏の熱を反射しやすい。日当たりが強い家ほど効果を感じやすい
- 断熱塗料:熱の伝わり方を抑える設計。体感は家の構造・窓で差が出る
- 低汚染(防汚):雨で汚れが落ちやすいタイプも。交通量が多い立地に◎
- 防カビ・防藻:湿気が多い北面や川沿いで助かる
- 弾性(ひび割れ追従):微細なひびに追従しやすい。外壁の状態次第で有効
3) 外壁塗装の種類③:仕上げ(見た目の種類)
- 艶あり:ピカッと新築感。汚れが付きにくい傾向
- 3分艶・艶消し:落ち着いた高級感。光の反射が少ない
結論、見た目は好みですが、艶を落とすほど「汚れの見え方」や「経年の印象」が変わるので、サンプル確認は必須です。
失敗しない選び方(超重要)
外壁塗装は「塗料名」より家の状況が勝ちます。
同じ高級塗料でも、下地が傷んでいたり、補修が雑だったり、乾燥時間を守らない施工だと、性能は出ません。
だから選ぶ順番はこれが正解です。
- 外壁の劣化状況(ひび割れ・チョーキング・浮き)を確認
- 必要な下地処理(補修)の内容を見積で明確化
- その上で、予算と住む年数に合わせて塗料グレードを決める
まとめ
外壁塗装の種類は大きく「塗料」「機能」「仕上げ」の3つ。
迷ったら、まずはシリコン or ラジカル制御型を軸に、立地に合わせて低汚染・防カビなどの機能を足し、仕上げの艶を好みで決める。この順番なら、99%の人が納得できる“合理的な選び方”になります。
