1. まず「単価」って何?
屋根塗装の費用は、よく「㎡(平米)あたり〇〇円」という形で出ます。これが単価です。
ただし注意点があります。単価は、業者によって“含めている内容”が違うことがあるんです。
- 塗料代だけの単価
- 塗料+職人の手間(施工)込みの単価
- 足場代や下地補修も含めた「全部込み」っぽい単価
同じ「3,000円/㎡」でも、何が含まれているかで安さの意味が変わります。
2. 単価の相場(目安)
一般的な塗料グレードで見ると、屋根塗装の単価相場は次のイメージです。
- ウレタン:1,800〜2,800円/㎡(今は選ばれにくい)
- シリコン:2,200〜3,500円/㎡(定番。コスパ重視)
- フッ素:3,500〜5,000円/㎡(長持ち寄り)
- 無機:4,000〜6,000円/㎡(さらに長持ち寄り)
※これは“塗装部分の単価”の話で、家全体の見積もりは別で足場代などが乗ります。
3. 「相場」を家全体で考えるとどうなる?
屋根塗装は塗る面積だけでなく、足場や下地補修で金額が大きく動きます。
ざっくりした目安としては、
- 屋根塗装の総額:40万〜80万円前後
がよくあるレンジです(屋根の大きさ・劣化具合・勾配で上下します)。
ここで大事なのは、相場を“1つの金額で覚える”より、なぜ上下するかを理解することです。
4. 相場がブレる「3つの理由」
① 屋根の面積
当然、広いほど高い。見積もりに塗装面積(㎡)が書かれていない場合は要注意です。
② 屋根の傷み具合(下地補修)
塗装は“化粧”なので、土台が弱いと意味がありません。
ひび割れ、板金の浮き、サビ、コケが強い場合は補修が増え、相場より上がります。
③ 足場の有無
屋根塗装でも足場が必要なケースが多く、これが総額を押し上げます。
逆に言うと、足場代を不自然に削って安く見せる見積もりは危険です(安全と品質が落ちる可能性)。
5. 「安すぎる単価」に潜む落とし穴
相場より明らかに安い場合、よくある原因はこのあたりです。
- 塗る回数が少ない(本来3回が基本なのに2回など)
- 下塗り材をケチる
- 洗浄や下地処理が弱い
- そもそも“単価に含まれる内容”が薄い
屋根塗装は見た目がキレイでも、数年で剥がれたら意味がありません。安さは「今」ではなく「数年後」に請求書が来ることがあります。
6. 見積もりで確認すべきチェックリスト
最後に、これだけ確認すれば99%失敗しません。
- 塗装面積(㎡)が明記されているか
- 塗料の種類・商品名が書かれているか
- 工程(高圧洗浄・下塗り・中塗り・上塗り)が書かれているか
- 足場代が別で計上されているか
- 下地補修の内容が「一式」だらけになっていないか
屋根塗装の単価相場は目安になりますが、本当に大切なのは「その単価で、何をどこまでやるのか」です。見積もりを見た瞬間に判断できるようになると、余計な出費も、後悔も、ほぼ防げます。
