外壁塗装で「おしゃれ」に見せたいなら、センスよりも先に“ルール”を押さえるのが近道です。なぜなら外壁は、服や髪型と違って「面積が大きい」「毎日見える」「簡単にやり直せない」。つまり、ちょっとのズレが大きな違和感になります。逆に言えば、外さない原則を守るだけで一気に垢抜けます。
おしゃれな外壁の正体は「色」ではなく「バランス」
よく「おしゃれな色は何色ですか?」と聞かれますが、答えは「家の形・屋根・窓・玄関・周囲の景色と“調和する色”」です。同じグレーでも、家が和風か洋風か、屋根が黒か茶かで“正解”が変わります。おしゃれに見える家は、例外なく全体の統一感が取れています。
外さない鉄則:色は3色まで
基本は ベース(外壁)+サブ(付帯部)+アクセント の3つ。
- ベース(70〜80%):外壁の主役。白系、グレージュ、淡いグレーなど“薄め”が失敗しにくい
- サブ(20〜30%):雨樋・破風・軒天など。屋根色に寄せるとまとまる
- アクセント(5〜10%):玄関まわり、バルコニーの一部など。入れすぎると急に安っぽくなる
色数を増やすほど「まとまり」を失い、結果として“おしゃれ”から遠ざかります。迷ったら2色でもOKです。
おしゃれに見える定番配色(失敗しにくい)
- グレージュ × 白(またはアイボリー)
柔らかい上品さ。街並みに馴染みやすく、飽きにくい。 - 薄いグレー × チャコール(濃いグレー)
今っぽいモダン系。窓サッシが黒寄りなら特に相性がいい。 - オフホワイト × 木目(玄関ドアやアクセント)
ナチュラルで清潔感。木目の“量”を控えめにすると高見え。 - ネイビー × 白
爽やかで引き締まる。ただし濃色は色あせが目立ちやすいので塗料選びは慎重に。
「おしゃれ」を台無しにする落とし穴
- カタログで見た色をそのまま選ぶ:小さい色見本は濃く見え、実際の外壁は“明るく薄く”見えがち
- 流行だけで濃い色を選ぶ:黒・濃紺・濃グレーは格好いい反面、色ムラや退色が目立ちやすい
- 屋根と外壁がケンカする:外壁だけ決めると失敗します。屋根・サッシ・玄関ドアまでセットで考える
誰でも失敗しにくい決め方(手順)
- まず屋根・サッシの色を確認(変えない部分が基準)
- ベースは「明るめ・低彩度(くすみ系)」から選ぶ
- サブは屋根かサッシに寄せる(統一感が出る)
- アクセントは“家の凹凸がある面”に少量だけ
- できればA4以上の大きめサンプルで屋外確認(晴れ・曇りで見る)
外壁塗装のおしゃれは、才能より“設計”です。色数を絞り、変えられないパーツと調和させ、アクセントを控えめに入れる。これだけで「なんか垢抜けてる家」に近づきます。もし迷ったら、ベースはグレージュか薄グレー。ここが一番、99人が納得する安全ルートです。
