「屋根塗装って1日で終わりますよね?」と聞かれたら、答えはこうです。
“1日で終わるケースはある。でも、丸ごと屋根をちゃんと塗るなら基本は1日では終わらない”——これが現実です。
そもそも屋根塗装は「乾かす時間」が主役
屋根塗装は、ただ色を塗る作業ではありません。一般的には次の流れです。
- 足場・養生(周りを汚さない準備)
- 高圧洗浄(コケ・汚れを落とす)
- 下地処理(ヒビ補修、サビ落とし等)
- 下塗り(密着させる接着剤みたいな役割)
- 中塗り
- 上塗り(仕上げ)
ここで大事なのが、下塗り→中塗り→上塗りの間に「乾燥」が必要なこと。
乾かないうちに次を塗ると、見た目はキレイでも、後から ふくれ・ベタつき・早期の剥がれ が起きやすくなります。
「1日で終わる」と言えるのは、だいたいこの3パターン
① 部分塗装(小面積だけ)
倉庫、下屋(1階の小さい屋根)、一部補修など。面積が小さければ可能性はあります。
② 1日目に洗浄済み/乾燥済み(別日に準備している)
「塗る作業だけが1日」という言い方。実質は複数日かかっています。
③ 工程を減らしている(=危険な1日)
下塗りを省く、塗り回数を減らす、乾燥待ちを無理やり詰める、など。
これは“早い”のではなく“飛ばしている”可能性が高いです。
じゃあ普通は何日?目安は「2〜5日」
天気や屋根の状態にもよりますが、戸建ての屋根をしっかりやるなら、体感としてはこの範囲が多いです。
雨が降れば当然止まりますし、冬は乾きにくく、夏は乾きやすい…など季節も影響します。
「1日でOK」と言われたときの確認質問(これだけで見抜けます)
業者に、次の4つをそのまま聞いてください。
- 塗り回数は何回?(下塗り・中塗り・上塗りの3工程か)
- 高圧洗浄はいつやる?乾燥時間は?
- 乾燥待ちは何時間取る?当日の気温想定は?
- 保証は出る?何年?施工写真は残す?
ここで言葉があいまいだったり、「大丈夫っすよ」で押し切るタイプなら、慎重になった方がいいです。
まとめ:1日で終わる=悪ではない。でも“理由”がない1日は危険
1日施工が成立するのは、面積が小さい・事前準備が済んでいるなど、ちゃんとした理由があるときだけ。
逆に、理由もなく「全部1日で終わります」は、工程を削っている合図になりやすいです。
屋根は普段見えない場所だからこそ、“早さ”より“工程の説明”で判断してください。これだけで失敗確率は大きく下がります。
