屋根塗装と雨漏り

2026年1月最新情報 (PR)

まず知っておくべきこと:塗装は“防水の本丸”ではない

屋根塗装の役割は、ざっくり言うと屋根材の表面を守るコーティングです。
紫外線や雨で劣化しにくくし、色あせやコケを抑え、寿命を延ばす。ここまでは得意です。

一方、雨漏りは水の入口がどこかにできている状態です。
入口が「ひび割れ」「板金のすき間」「釘穴」「シーリングの切れ」「屋根材のズレ」「谷樋の詰まり」など、構造的な場所にある場合、表面を塗っても水は別ルートから入り続けます。

つまり、

  • 塗装=表面を守る
  • 雨漏り修理=入口を塞ぐ(原因を直す)
    この違いが超重要です。

屋根塗装で雨漏りが“直ることもある”ケース

塗装で改善しやすいのは、雨水が入り込む手前の「表面の劣化」が主原因のときです。例えば、

  • 屋根材の表面が荒れて、雨がしみ込みやすくなっている
  • 微細な劣化が広がっていて、雨水が滞留しやすい

ただし、ここでも注意。雨漏りが起きている時点で、原因が表面だけとは限りません。塗装は“最後の仕上げ”であって、雨漏り対策のスタートではないと考える方が安全です。


屋根塗装では止まらない雨漏りの典型パターン

次のどれかが当てはまると、塗装だけで止めるのは難しいです。

  1. 棟板金(屋根のてっぺんの金属)の浮き・すき間
    風で動いて隙間ができ、そこから雨が入ります。
  2. 谷(たに)部分の不具合
    屋根の雨水が集まる場所なので、少しの穴や詰まりで漏れやすい。
  3. ルーフィング(防水シート)の劣化
    屋根の“最後の砦”が傷んでいると、塗っても止まりません。
  4. コーキング(シーリング)の切れ
    特にスレート屋根や板金まわりで多い原因です。
  5. 施工ミスや過去の補修の失敗
    水は意外なところから回り込むので、適当な補修ほど再発します。

失敗しない手順:雨漏りがあるなら順番が命

正しい流れはこれです。

  1. 雨漏りの原因調査(ここが最重要)
  2. 必要な修理(板金交換・シーリング・部分補修・防水シート対応など)
  3. 仕上げとして屋根塗装(必要な場合)

この順番なら、「直した上で長持ちさせる」形になります。逆に、先に塗装すると、原因が隠れてしまい、再発時に見つけにくくなることもあります。


まとめ:屋根塗装は雨漏りの“万能薬”ではない

屋根塗装は大事です。けれど役割は「守ること」で、雨漏りは「入口を塞ぐこと」。
だから雨漏りがあるなら、まずは原因特定と修理が先。そのうえで塗装を検討するのが、いちばん納得できて、失敗しない選択です。