まず結論:相場は「総額」より「内訳」で見る
屋根塗装の費用は、ざっくり言うと次の3つでできています。
- 足場代(安全に作業するため)
- 下地処理代(洗浄・補修など、仕上がりを左右する土台)
- 塗装代(塗料+塗る手間)
つまり、相場を知るコツは「何にいくらかかるの?」を理解することです。
屋根塗装の相場を決める5つの要因
① 屋根の面積
当たり前ですが、塗る面積が広いほど高くなります。面積が増えると、塗料の量も作業時間も増えるからです。
② 屋根の形(作業しやすさ)
シンプルな屋根は作業が早く済みます。逆に、段差が多い・傾斜が急・屋根が複雑だと、時間がかかり、その分高くなりやすいです。
③ 劣化の度合い(下地処理の量)
屋根は外壁より過酷です。日差し・雨・風を全部受けます。
劣化が進んでいると、ただ塗るだけでは長持ちしません。洗浄を強めにしたり、ヒビや欠けを補修したり、サビ止めを入れたり。この“塗る前の準備”が増えるほど費用は上がります。
④ 塗料のグレード(耐久年数)
塗料は、性能が高いほど基本的に高いです。
「安い塗料」は初期費用が下がりますが、持ちが短いことも多い。逆に「高い塗料」は長持ちしやすい代わりに初期費用は上がりがち。
相場を見るときは、金額だけでなく“何年くらい持つ想定か”を必ずセットで考えると損しにくいです。
⑤ 足場が必要か(外壁も一緒にやるか)
屋根塗装は多くの場合、足場が必要です。足場は屋根だけでも外壁でも共通で使えるので、もし外壁も近いうちに塗るなら、同時施工のほうが足場代を二重に払わずに済む可能性があります。
見積もりで「相場っぽい/危ない」を見抜くポイント
相場を理解したら、次は見積もりの見方です。ここで多くの人が損をします。
相場に近い見積もりの特徴
- 足場、洗浄、下地処理、塗装が項目ごとに分かれている
- 塗料名や工程(下塗り・中塗り・上塗り)が書かれている
- 「どこをどう直すか」が言葉で説明されている
危ない見積もりの特徴
- 「屋根塗装一式」だけで内訳がない
- 塗料が不明(グレードが分からない)
- 異常に安い(下地処理を省いている可能性)
屋根塗装は、見た目がキレイでも、下地が弱いとすぐ傷みます。 安さだけで選ぶと、数年でやり直しになり、結果的に高くつくことがあります。
まとめ:相場は「適正な理由がある価格」が正解
屋根塗装の相場は、屋根の条件によって変わります。だからこそ、正しい判断基準はこうです。
- 価格が高い/安いではなく
- 「内訳が明確で、工事内容に納得できるか」
- 「塗料の耐久と費用のバランスが取れているか」
相場は“答え”ではなく、“判断するための地図”です。見積もりを取ったら、総額だけでなく、足場・下地処理・塗装の中身を見て比べましょう。それが、99人が納得できる失敗しない選び方です。
